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一時停止と徐行について

道路交通法に一時停止と徐行という言葉が出てきます。
説明をするまでのこともなく、皆様ご理解いただけていると思うのですが、よく街で見かける光景に交差点で一時停止標識があるにもかかわらず、徐行して進行する自動車を見かけることがあります。

また、横断歩道の前で、横断者がいる場合に一時停止しないで、あたかもその歩行者を追いやるようにじわじわと停止線を超え又は横断歩道に進入し、歩行者が進路の前方を通過し終わると直ちにその後方を進行するという行為も直前不停止の違反が成立すると解されると説明されています。
(執務資料道路交通法解説15-2訂版360ページ)

一時停止しなければならない場所では必ず一時停止しましょう。

「一時停止」とは車両の車輪の回転が完全に止まることを意味し、完全に止まる前に加速した場合は、車輪の回転が完全に止まっていないので停止したことにはなりません。

「徐行」とは車両が直ちに停止することができるような速度で進行することをいいます。
具体的な速度は決められませんが、ブレーキを操作してから停止するまでの距離が、おおむね1メートル以内となるような速度のことをいいます。この速度は、時速に換算すると8キロメートルないし10キロメートル毎時程度であるといわれています。
(執務資料道路交通法解説15-2訂版397ページ)

横断歩道を人が渡ろうとしているときは、その直前で一時停止し、かつ、その進行を妨げないようにしなければなりません。
横断歩道を渡る人がいないと明らかな場合以外は、その直前で停止することができるような速度で進行しなければなりません。

具体的には、その速度は徐行を要求しているものではなく横断歩道に接近しながら50キロメートルから40キロメートル、40キロメートルから30キロメートルと序々に速度を落とし、横断歩道の至近のところでは徐行に近い状態になっていることが必要だとされています。そして必要によってはブレーキを普通に踏んで静かにしかも直ちに停止できるような速度ということができます。これを歩行者側からいうと、車両が接近してきても少しの危険も感じない(安心して横断が始められる)ような速度ということができると説明されています。
(執務資料道路交通法解説15-2訂版355ページ)

横断歩道を渡る人がいないと明らかな場合は、上記の義務はありません。

 

柴田祥弘(シバタヨシヒロ)

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